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    2015/11/13

    外資規制とは何?

    外資規制とは何ですか?なぜこれが重要なのですか?

    外資規制とは、その言葉のとおり、外資を規制することで、東南アジアの国でよく見られる、外国人や外国企業がビジネスを行うことを禁止又は制限する法律をいいます。

    例えば、タイでは、外国人事業法という法律があり、この法律が、3種類43業種を規制業種として定めています。例えば、農業、林業は外国人の参入が絶対的に禁止されています。天然資源関連事業は、商務大臣の許可があれば参入可能です。飲食業、観光業などのサービス業は、外国人事業委員会の承認があれば参入可能とされています。
    また、個別法でも規制があり、例えば、人材紹介事業を行うには、ライセンスが必要で、これは日本でも同じですが、タイの場合、ライセンスの取得要件にタイ国籍保有者であること、法人の場合は75%以上の資本をタイ国籍者が保有していること、という条件があり、実質上外国人・外国法人は人材紹介業務に従事できないことになっています。

    外資規制は、これに抵触するとそもそも海外進出ができませんので、重要になります。

    日本にもこういった規制があるのでしょうか?

    限られた分野では存在します。例えば、外為法という法律で、外国の会社が武器、原子力、宇宙開発などの分野に投資する場合には、監督官庁への事前の届出が必要になっています。他にもあるのですが、いずれにしても公共性の高い事業についてのみで、レストランなどのサービス業については外資規制はありません。

    東南アジアの国では規制が厳しい傾向があるのでしょうか?

    その傾向はあります。ただ、例外はシンガポールとカンボジアで、この2か国については、広範な外資規制は存在しません。それ以外の、インドネシア、タイ、ベトナム、ラオス、フィリピン、ミャンマー、マレーシアはかなり幅広い外資規制が存在します。特に、サービス業については多くの規制が存在しています。

    どうして東南アジアの国では規制が多いのですか?

    東南アジアの国では、自国の産業を保護しなければいけない、先端産業の外資による支配・のっとりを防がなければいけないという考えが主流だったので、外資規制が設けられました。ただし、外資規制は、産業の近代化・高度化の妨げになるという面もあるため、全体としては規制緩和の方向に動いています。規制緩和ということと関連して、一点注意していただきたいのは、外資規制は頻繁に改正されるという点です。外資規制というのは、どんどん変化していくものなので、常に最新の情報を得る必要があります。例えばベトナムでは、2015年の1月まで、飲食業については、ホテルの建築、改装、買収などと平行して実施する場合のみ可能となっていました。つまり、ラーメン店を出すためにはホテルを建てなければならなかったわけですが、最近規制緩和され、外資100%の会社も飲食業を営むことが出来るようになりました。

    外資規制を知らずに業務を始めてしまうとどうなるのでしょうか?

    業務を中止しなければならないのはもちろんのこと、罰則が科される場合もあります。例えば、先のタイの人材紹介業の例でいうと、ライセンスなく人材紹介事業を行うと、3年以上10年以下の懲役又は6万から20万バーツ(約22万円から73万円)の罰金もしくはその両方が科されます。

    こういった場合、法律事務所に相談するとどんなことをサポートしてくれるのでしょう

    まず、海外展開を検討しはじめた段階で、弁護士に相談することをおすすめします。実施しようとしている事業が外資規制の対象となるか否かは、海外展開を検討する上で一番初めに検討しなければならないことです。企画を進めた後に、実はそもそも外資規制があったということが分かると、今までの労力が全て無駄になってしまい、企画を修正するのに余計な時間と費用がかかります。なので、時期の問題として、企画段階で一番初めに相談してもらう、ということをまず強調しておきたいと思います。

    次に、どんなサポートをさせていただくかですが、まずは、外資規制の有無を調査します。東南アジアの法律は、内容があいまいなものや、法文に書いてあることと実際の運用が全く違うということもあるので、必要に応じてタイやベトナムなど現地の法律事務所と連携し、リアルかつプラクティカルな情報を提供させていただきます。次に、規制がある場合には、規制を回避する方法をご提案いたします。例えば、最初のタイでの人材紹介事業の例であれば、地元の人材紹介事業者と業務提携をすることにより規制を回避することは可能ですので、このような希望のビジネスを実現するための別の手段をご提案します。適切な外資規制の調査を行い、それに基づいて適切な進出スキームを立てる、というのは海外展開の第一歩として非常に重要なことです。