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    2016/03/29

    Purchase Order

    Purchase Orderとは何ですか?

    注文書、発注書のことです。国際取引の世界では「PO」と訳したりします。商品を注文する際に、商品名、数量、納期、価格等を記載し売主に提出するペーパーのことをいいます。

    契約書なくPOのみで取引しても大丈夫ですか?

    まず、買主として、又は売主として、何が一番重要かということを考えていただきたいと思います。買主であれば、希望の商品がきちんと納入されること、売主であれば、商品代金が支払われることが最も重要だと思います。POには、売買に関する詳しい条件が記載されていませんので、この一番守りたい権利が十分に守れないリスクがあります。権利を守るためには「売買基本契約書」を作成し、毎回POによってなされる個別契約に適用される基本的な条件をここに定めておくべきです。

    売買基本契約書には具体的に何を記載するのですか?

    まず、売主の立場から大切なのは、代金の支払い方法です。決済手段が、銀行送金なのか、荷為替手形なのか、信用状なのか、誤解のないように記載しなければなりません。送金の場合は、前払いの方が望ましいことは言うまでもありませんが、後払いにせざるを得ない場合には、万一、債権回収の必要が出た時に備え、紛争解決条項をこちらに有利に整備しておく必要があります。裁判なのか、仲裁なのか、どこの国の法律に基づき、どこの国で手続きを行うのか、定めておきます。商品を売ったのにその代金すら支払ってくれないという事態を想定しているわけなので、「誠実に協議する」というだけでは不十分です。商品の品質に関する問題も重要です。売主としては、商品に欠陥があった場合の瑕疵担保責任、製造物責任は免除または制限するなどしておきたいですね。

    買主の立場からはどういう事項を記載するべきですか?

    買主の立場から重要なのは、商品の納入です。まず、国際輸送中に商品が滅失したり毀損した場合の対処法を決めておく必要があります。国際輸送の場合にはこういった事故が実際に起こりえますので、買主の立場としては、このような危険は売主の負担(売主が自己の費用で代替品を提供する)としたいところです。また、希望したものと違うものが届いたり、欠陥品があった場合には、買主の選択で、交換か代金減額かを選択できるようにしましょう。万一の場合、主導権を握れるようにしておくと安心です。また、納入遅延の際には損害金を課すように規定するのも有効です。商品のアフターサービスについても、買主の立場からは、売主の義務としておきたいですね。

    まとめ

    上記はほんの一例で、実際は具体的取引内容によって書くべきことは変わってきますので、是非個別にご相談ください。契約書を作るためだけにあまりコストをかけたくないと思われるかもしれませんが、取引で生じたトラブルを解決するためのコストと比べたら決して高くはありませんので、きちんと契約書を整備して、できる限り安心して国際取引に臨んでいただきたいと思います。